天然材料からなり、人にやさしい住環境を作ってくれる。さらには「いのち」を守ってくれる。漆喰という素材。具体的にはどういうことなのでしょう。

漆喰イメージ

漆喰って?

漆喰は石灰岩や貝殻を焼いて粉末にしたものに、水、麻スサ、海藻糊を加えて練り上げ、空気中の二酸化炭素により硬化させる、伝統的な左官材料です。古来よりお城や社寺などの白い壁に使われてきました。

弊社では、天然素材のみを原料にオリジナルの漆喰を開発し、製造・販売・施工をしています。

 

温度、湿度を調整

漆喰は、外気や室内の状況に合わせて水分の吸収や放出を繰り返すため、カビがはえにくく、夏場や梅雨時でも快適な居住空間です。

あるお客様が海外旅行からもどり、空気の入れ換えもしないまま眠ってしまったと聞いたことがあります。

長期間締め切っていても、壁自体が呼吸し、温度や湿度を調整してくれるからこそのエピソード。

きれいな空気は、かけがえのないものですね。

においやほこりがつきにくい

お部屋のいやなにおいやほこりがつきにくいのも、大きな特色です。

ある施工例ですが、居間の雰囲気を明るくしたいと土壁から漆喰壁に塗りかえたところ、煙草のにおいが全然しなくなったと喜ばれました。

また、ビニルクロスのように静電気を帯びることがないため、壁や天井にほこりがつきにくく、ハウスダストが原因で起こるアレルギーなどを防ぎ、心地よい空間にしてくれます。

菌を寄せ付けない

抗菌作用もすぐれています。

イタリアやギリシャの古い町や村では、石積みを漆喰で塗り固めた家が連なっています。中世、欧州で天然痘やペストが大流行するなか、山の岩を焼いて水に溶かしたものを塗ったところ、病気がおさまったことから、このような集落ができたということです。

漆喰の主原料である石灰石の粉は、焼いて水につけるとph(ペーハー)13という強いアルカリ性になり、菌を死滅させるのです。ちなみに、カビやダニが生息できるペーハー値は1から11までといわれています。

大切な物を土蔵で保管するとよいというのは、漆喰壁の抗菌効果によるものです。

燃えない安心感

「昔は火事の件数は多かったが、これほど人が死ぬことはなかった」とお年寄りに聞いたことはありませんか。現在、火事場での死因の多くを占めるのが、亜硫酸ガスや青酸ガスによる中毒死(窒息死)。

住宅やオフィスに広く使われている新建材(ビニルクロスや合成樹脂など)に含まれる成分が、燃えることで強い毒性を持ったガスを発生させることが原因と考えられています。

これに対して、漆喰の壁は燃えません。弊社が漆喰を塗った壁で実験してみたところ、ガスバーナーで1000度以上まで熱しても、においすらしませんでした。

優美なインテリア

漆喰壁は機能面もさることながら、インテリアの一部としても優れています。 ラフパターン仕上げにすると、柔らかでぬくもりのある風合いになります。押え仕上げは端正で瀟洒な雰囲気に。 また、ビニルクロスにはない経年変化が楽しめビンテージやアンティーク家具とも好相性ですよ。

ランニングコストがかからない

消臭効果や調湿作用、防カビなどの効果がある漆喰ですが、施工費用が高いという印象があります。 しかし、ビニルクロス壁の部屋で、漆喰と同等の性能をもつ空気清浄器を使用した場合と比較をしてみると(グラフ参照)、漆喰はランニングコストがかからないため、長期的に見るととても経済的だということがわかります。

 

漆喰の壁とビニルクロスで空気清浄機を使用した場合の
ランニングコスト比較

-30畳リビングの場合-

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